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44田メディア  NEXT Business キーパーソン対談

大田 正文 氏(休活エキスパート&愛妻家)

44田メディア対談、第7弾は、休活エキスパート&愛妻家:大田 正文(おおた まさふみ)氏です。

■自分の人生事業を複数もとう!

(大田=大、赤木=赤)
 
赤:44田寮で6月からリリースする新サービス「渋谷の朝学」の件で、愛妻家:大田 正文さんに相談をさせて頂いたことがありました。その時に大田さんの提唱されている「休活」と、44田寮の提唱している「会社員しながら社会的起業家になる!」が実は同じ世界を見ているのではないかと互いに共感しあった事がきっかけで、今回、44田メディアで対談をさせて頂くことになりました。本日は、「みんなで考える!これからの時代の働き方」というキーワードで30名程のイベント参加者の方々ともご一緒に対談&対話が出来ることを楽しみにしております。まずは、大田さんの自己紹介からお願いできますか?

愛妻家:大田 正文 氏
愛妻家:大田 正文 氏

大:はい。現在私は、通信系の会社で会社員として働きながら、就業前の朝の時間や休日の時間を有効的に活用して人生を豊かにする「朝活」「休活」を実践しています。会社員であってももっと自由な生き方が出来るよねって思っています。

赤:大田さんは「愛妻家」と名乗っておられますが……?
 
大:よくぞ聞いて下さいました! (おもむろにスライドで奥様の写真を写し……)この女性が僕の奥さんなのですが、どう思われますか?
 

赤:う、美しい方ですよね……。
 
大:(すごく嬉しそうに)そうでしょ! 僕が「休活」を始めたのも彼女の影響なのです。2001年、僕たちは結婚と同時に広島から東京に引っ越して来ました。当時は奥さんも僕も東京に友人・知人が1人もいませんでした。それから5年後、ふと気づくと奥さんは毎週末「今週は友達とランチに行ってくるね」「今週はモデルの仕事に行ってくるね」と、外出するようになりました。それに対して、僕はと言うと5年間会社と家庭を往復する毎日でほとんど会社以外の友人がいませんでした。「このままではまずい! このままではつまらない男になってしまい、確実に奥さんに熟年離婚されちゃうぞ……。」って危機感を感じたのです。

 

赤:なるほど〜、でもなぜ5年間でお二人にそれ程の差が生まれてしまったのでしょう?

 

 大:秘密は「休日の時間の使い方」にありました。二人共平日は仕事をしていますから大差はありません。しかし、奥さんは休日に友人と遊びに行くなど積極的に交友関係を広げていったり、「モデルをしてみたい!」と何のツテもなくモデル事務所に飛び込んでみたり、とにかく休日に「行動」していたのです。それを知って「僕も休日の時間を有効的に使おう!」と決意し、そこから「休活」をはじめるようになりました。
 
赤:さすが愛妻家と名乗っておられるだけありますね、休活のきっかけが「熟年離婚の危機を感じたから」というのが大田さんらしくて好きです(笑)。でも、多くの会社員の方々も「休日の時間を有効活用したい」と思っていても、何をすればいいのか?で悩む方も多いと思いますが……?


大:今回のキーワードかもしれませんが、僕は「自分の人生事業を複数もとう!」と心掛けています。休日は出来るだけ人生事業に時間を割くようにしています。

赤:人生事業って何ですか?
 
大:僕の著書「1年以内に夢が叶う「先まわり」手帳術」の中でも書いているのですが、高度経済成長時代は1つの事業が何十年と収益を上げ続けることが出来たので、1つの会社に一生勤めていても仕事がなくなるということは殆どなかった。その為、終身雇用や年功序列という文化が出来上がったと思っています。しかし、今は世の中の動きが非常にスピーディーになっているお陰で、どんどん事業の流行り廃りのサイクルが早くなって来ている。多分、1つの事業でもって5年くらいにまでサイクルが早くなっていると思います。なのに会社の制度として終身雇用や年功序列という旧時代の文化だけ残っている。こんな時代遅れの文化や制度に身を委ねていると、その内痛い目を見ると思うのです

赤:確かに今の時代、会社が終身雇用してくれると安心してはいられないですよね。

 

大:これからは、20歳から60歳までの40年間仕事をし続ける為には、40年÷5年=8で、8つほどの事業に対応できる能力が必要なのではないかと考えています。「人生事業」とは、今すぐには収益に結びつかないかもしれないけど、自分の人生をかけて事業に育てていく予定の「事業の種」みたいなものです。そして、その種を見つけ、休日の時間を活用して育てて行きながら、自分の能力も成長させて行こう! というのが僕が提唱している「休活」なのです。

 

赤:なるほど、でもその「種」を見つけるのが難しかったりしますよね。大田さんが「事業の種」を見つける時のコツみたいなものってありますか?
 
大:人にはそれぞれ趣味や興味のある分野ってありますよね、そういう分野の中で「自分だけのポジションを生み出す」ことがまず重要です。例えば、僕は「日本人」で「著者」で「会社員」なのですが、それだけなら同じポジションにいる人達が沢山いる。そこに「愛妻家」と「休活エキスパート」を掛け合わせると検索結果のトップは僕になると思っています。そうやって自分だけのポジションを生み出していき、そのポジションを徹底的に育てていく事が重要です。僕なんかは「愛妻家」と言っているので、絶対に奥さんとは別れられない。なので、奥さんに嫌われないように頑張って日々努力する必要がある(笑)。
 
赤:そこは愛妻家にとっては非常に重要なポイントですよね(笑)。

 

 

■日本版「パラレルキャリア」の実現法とは?

赤:さて、大田さんは本の著者でらっしゃいますが、印税関係など、会社の副業禁止規定は大丈夫だったのですか?
 
大:はい、会社には本を出す前にきちんと説明しました。理解のある会社で良かったと感謝してます。

寮長:赤木 優理
寮長:赤木 優理

赤:そうですね(笑)。先程、旧時代の終身雇用や年功序列という話が出てきたと思いますが、僕は会社の副業禁止規定こそ時代遅れの悪法だと思っています。もはや終身雇用できない企業が一方で社員に対しては副業禁止をしている事がそもそもおかしいし、これだけ世の中のニーズが多様化している中で、働き方は未だに「会社員」か「起業」かの2択でしか選択できない状況を生み出している副業禁止規定が時代遅れだと思っています。44田寮で提唱している「会社員しながら社会的起業家になる!」というのは、そういった現状へのアンチテーゼなのです。

大:「会社員しながら社会的起業家になる!」をもう少し詳しく教えて頂けますか?
 
赤:はい。先程問題に上げていた副業禁止規定に関してですが、ほとんどの企業が禁止している副業の定義は「営業活動を伴い、副収入が発生するもの」です。ですから株式投資や不動産投資は業としてやらない限り、営業活動を伴いませんから副業とは認められにくい。また、ボランティア活動は営業活動を伴いますが、副収入が発生しませんから副業には当たりにくい、との解釈が一般的です。
 
大:へ〜、そうなんですね。

赤:44田寮で提唱しているのは、「副業禁止規定に抵触せずに、将来の資産を築く!」です。なので、44田寮の会社員入寮者は事業を行うにあたり……、
①収益が発生しても個人では受け取らず、
②設立した法人で内部留保していきます。
そうしていけば……、
①目の前の個人収入は増えませんが、勤務先の副業禁止規定にも抵触しない、
②設立した法人の保有株式価値が増えていくことで、自分の将来の資産が築ける、
というロジックです。勿論活動時間は、勤務している会社の就業時間外ですし、勤務先から得られる情報の転用などは行なっていませんから、勤務先の会社へのデメリットもありません。

大:それは、ピーター・ドラッカーの提唱した「パラレルキャリア」を、より具現化させた理論ですね。

赤:具現化というよりは「パラレルキャリア」の考えを、未だに沢山の企業が副業禁止規定を掲げている日本用にアレンジした、と言った方が的確かもしれません。僕は、44田寮で多くのStartUpを見ていますから、事業を生み出し成功させるのは生半可なことではないことはよく分かっています。ですが、未だに日本では会社を辞めて起業するリスクが非常に大きいのもまた事実です。ならば、「会社員を辞めずに新事業にも挑戦できる環境を整備する」ことが今の日本にはまず必要なのだと思っています。勿論、会社員をしながらですので、成長スピード面やモチベーション面でデメリットがあるのは理解しています。ですので、そのデメリット面を少しでも軽減するために「Coworking」という文化が必要なのだと考えています。

大:なるほど、44田寮が会社員をメインターゲットの1つに設定されている理由がよく分かりました。確かに「会社だけに頼らない生き方」がこれからは必要だと感じています。僕もそうですが、会社以外の活動をすることで、視野や人脈が拡がったり、会社の仕事に活用できそうな能力が磨かれたり、と会社にフィードバック出来ることも結構ありますしね。
 
赤:そうですよね。会社の仕事が面白くないのはある意味自分の責任でもありますし、自分が変われば会社の仕事も楽しくなって来ると思う。会社からリストラされない為にも「朝活」や「休活」で積極的に行動することは意味があると思います。
 
大:僕は奥さんから「会社をリストラされたら家庭もクビよ!」って言われてますから……(笑)。
 
一同:(爆笑)

 

■44田寮 寮長 編集後記

大田正文 氏を一言で表すと【のび太】である。それは、癒し系アニメキャラ的な雰囲気で「愛妻家」と公言してしまう等、“どこか憎めないキャラ”を感じるからかもしれない。しかし、大田氏の凄い所は、ドラえもんに泣きつくのではなく、自らの努力と工夫で【しずかちゃん】という美人な奥様をものにしている所だ!

対談の後半は、イベント参加者の方々と、有意義なディスカッションをすることも出来た。参加頂いた意欲的な参加者の方々にも感謝の意を表したい。

 

StartUp44田寮 寮長 赤木優理


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