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44田メディア  NEXT Business キーパーソン対談

高重 正彦 氏(Tunnel株式会社 代表取締役)

44田メディア対談、第11弾はスマートフォンアプリRoomClipを配信するTunnel株式会社 代表取締役高重 正彦(たかしげ まさひこ)氏です。

スマートフォン対応の、部屋・インテリアの写真を友人や趣味の合う人と共有するアプリ。インテリア好きのユーザーが多い為、インテリアの使い方を見ておしゃれな空間つくりの参考にする事が出来る。多くのインテリアショップでは雑貨や家具を単品で売っている為、実際に使用しているイメージが湧きにくいが、このアプリでは実際に商品が使われている写真を見る事が出来る為、部屋のインテリアに活かしやすい等のメリットがある。

 

■部屋の写真を撮る意味とは?

(高重=高、峯崎=峯)

 

峯:早速なのですがRoomClipについて教えて頂けますか?


高:一言でいうと家具、雑貨などの「こだわりインテリア」の写真を、スマートフォンのアプリを使い共有できるプラットフォームです。現在はインテリア好きのユーザーの方が多く、「コダワリを共有する」目的が大きいです。しかし将来的には一般のユーザーの方にも使って頂く事で、「部屋の写真を残す習慣」を浸透させていきたいと考えています。


Tunnel株式会社 高重 正彦 代表
Tunnel株式会社 高重 正彦 代表

峯:なぜ「部屋の写真を残す習慣」を浸透させていきたいと考えるようになったのですか?

 

高:理由は2つあります。一つ目に両親が東京に引っ越した事で、4歳から育ってきた実家が無くなってしまった事が挙げられます。その当時、ちょうど引っ越し時期に仕事が忙しくて実家に帰る余裕がなかった。自分の思い出が詰まった部屋を改めて見納めすることが出来なかった。その時、自分の慣れ親しんだ部屋を無くして、初めて日常の風景を残しておく事の重要性に気付いたのです。二つ目は大学時代映画を作っていて、自分の部屋を撮っていた事があるのですが、今になって自分の作った映画を見返してみて、当時の自分の部屋を見るととても懐かしく感じたのです。ノスタルジックではないですが、生活の中心であった昔の部屋の写真を後年見る事で優しい気持ちになれるというか、自分の原点を思い出す事が出来た。それって人間にとってすごく大事な要素な気がしたのです。


44田メディア編集者 峯崎 信究
44田メディア編集者 峯崎 信究

峯:部屋は人の個性が存分に出ますし、その人の歴史そのものかもしれません。


高:部屋とは人生を通して作り上げる「作品」だと思います。無意識に自分の好きなようにカスタマイズするから、まさにその人の「人生」が現れる。インテリアの家具から、リモコンやティッシュの位置まで全てに意味があると思っています。

 

峯:ちなみに高重さんは部屋に対してどんなコンセプトをお持ちですか?

 

高:ベッドから出来るだけ動かないようにすることです(笑)。

 

峯:僕もです……(笑)。

 

高:部屋はまさに人生と似ていると考えています。毎日少しずつ変化していて10年後には考え方や風貌が今よりずっと大人になっている。でもその変化は小さ過ぎて目を向けないと気付かない。ただ絶対に日々は変化している。その変化を見つめるのって実は楽しいと考えるようになりました。


峯:楽しい……、ですか? 


高:ありふれた日常にも小さな変化は必ずあって、それを見つめる事で新しい発見がどんどん出てくると思うのです。

 


■日常の変化に目を向けよう!

峯:日々人生は変わり続けていて、部屋も日常の一ページとして変化し続けている事は、なんとなく皆わかると思うのですが、そこに注目する人って珍しいですよね。


高:日常のささいな事にも変化を発見できる「目」を持つ事で、生きている実感が得れないかと考えています。実は僕は昔から何をやっていても面白いと思えない人間でした。その理由は、「どうせ毎日同じことの繰り返しでしょ?」という想いがあったからです。そんな自分が嫌で、それ以降、もっと楽しく生きる為にはどうすればよいかとずっと考えて来ました。今は、「日常のとても小さな変化」を見つけそれを楽しむ事で、何の変わり映えもしない日常が少しは “ワクワク” するのではないかと考えています。

 

 

峯:確かに、「昨日と今日は何が違っているだろう?」と考えた方が新たな発見やアイデアが沢山出てきて、日々の生活がワクワクするかもしれない。たとえ本当に小さな事でも……。例えば電車に乗っている客層を観察すれば「今日はサラリーマンが少ない!」等のように、どこかに違いを発見できるかもしれない。その違いに対して「何故だろう?」と、疑問を投げかけることで新たな発見が見つかるかもしれませんね。

 

高:とりあえず毎日の生活に敏感になった方が、人生楽しいと独善的に思っています(笑)。世の中は毎日変わり続けています。ただその変化はものすごく小さいので、気を配っていなければ気付くこともないし、毎日同じ生活の繰り返しだと思って人生を面白く感じられない! 毎日の変化に目を向け、楽しめる習慣を作る事で、「ワクワクしてね~な……」と感じる人を一人でも少なくできればと考えています。

 

 

■峯崎の妄想時間

高重さんと話をしていて小学校の「タイムカプセル」を思いだした。当時の自分にとって一番大事な物と、未来への自分への手紙を大事に地面に埋めた。
15年後の今現在、掘り起こしてみるとおもちゃなど、置き場所に困る物ばかり……。人や生活は確実に変わっている! 「毎日変化にもっと目を向けよう!」人生が “ちょっとだけ” 面白くなる気がした。


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