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44田メディア  NEXT Business キーパーソン対談

河村 玲子 氏(管理栄養士&パーソナルダイエティシャン兼トレーナ)

44田メディア対談、第9弾は管理栄養士&パーソナルトレーナー:河村 玲子(かわむら れいこ)氏です。

■メタボケアのキーワードは、「パーソナル」✕「ソーシャル」?

(河村=河、赤木=赤)
 
赤:本日は、「渋谷の朝学」「レイコ先生の朝ブートキャンプ」クラスをご担当頂く、河村玲子さんをお迎えしています。玲子さんは国内で管理栄養士の資格を取得してフィットネスクラブに就職。その後、カナダでパーソナルダイエティシャン&トレーナーとして活躍されてたと聞いていますが?

河村 玲子さん
河村 玲子さん

河:はい、管理栄養士やパーソナルトレーナーと聞くと赤木さんは何をご想像なさいますか?
 
赤:そうですね〜、メタボですかね……。僕も最近お腹周りが気になる年齢なんで(笑)
 
河:なるほど(赤木のお腹をチラリと見る……)、ではなぜメタボになると思われますか?
 
赤:え〜っと、食べ過ぎ…運動不足…不規則な生活……、なんかどこかで聞いたような事しか思い浮かばないです。


河:そうですね、それも勿論原因です。ただ、その根底には、日本人の食生活の変化があると私は考えています。日本人は元々農耕民族時代が長かった為、消化されにくい穀物を効率よく摂取するために腸が欧米人よりも長いと言われています。そんな日本人が食の欧米化で肉を沢山食べるようになった。当然、肉に含まれるタンパク質や脂肪を欧米人よりも効率的に摂取してしまう。その為、食と体のアンバランスが生じやすくなり、肥満になってしまうのではないでしょうか。
 
赤:へ〜!

 

河:このように、その人の健康を考える為には、その人の体のパーソナルな部分・特性をきちんと理解した上で、その人に合った食事から運動までトータルでケアをする必要があります。日本ではメタボなどが注目され出したのが最近なので、まだまだこの辺りのシステムがきちんと構築され切れていないのが現状です。一方、北米は、元々肥満の人が多いエリアなので、ダイエットやメタボ治療などに非常に先進的、合理的な理論を導入しています。それを勉強するために一時カナダに留学していました。

赤:なるほど、確かに同じ日本人でも個々によって体の内部も外部も違う。それぞれにあわせたパーソナルなケア、しかも食事から運動までを含めたトータルなケアが必要だということですね。でも、一番の問題は、分かっちゃいるけど中々継続的に実行出来ないという、人間的弱さだったりしませんか?(笑)

河:そうですよね〜。誘惑が多い世の中ですもんね(笑)。私は、その問題を解決するのは「誰かと一緒にする!」だと思います。例えば、ちょっとお腹まわりが気になる男性がいるとします。彼一人では中々食事管理や継続的な運動が出来ない。でも恋人である彼女が、彼の特性を分析できて手軽な食事管理をできるWebアプリなんかがあれば、一人で続けるよりも断然楽しいですよね。彼女は彼の食事管理、逆に彼は彼女のエクササイズに付き合ってあげるみたいに……。
 

赤:それいいですね、コワーキングの考えにも通じるものがありますね。こんなに色々な物がパーソナル化しているのだから健康管理ももっとパーソナル化していいし、一人では継続しにくいことをソーシャルWebサービスなんかで人と繋がることで楽しくするのも時代感に合っていて良いと思います。

 

 

 

河:「渋谷の朝学」もそうだと思います。朝、早く起きること事態大変ですし、体のケアも中々続かない。それをみんなで挑戦することで朝の時間も有意義に使えますし、体の調子も良くなって一石二鳥! 「渋谷の朝学」で持たせて頂く「レイコ先生の朝ブートキャンプ」では、仕事前なのであまりハードでは無いですが、きちんと体のケアが出来るようなエクササイズを用意しようと考えています。

赤:「イスヨガ」いいですよね! 会社員が仕事の合間にもちょこっと出来るように椅子を使ったヨガ(笑)。あと、個人的には「イスタビリティー」もお気に入りです。筋肉がプルプルする感じが結構ハマるかもって思いました。

 

■管理栄養士に見え隠れする、日本の問題!

赤:ところで、管理栄養士の方って普通はどんな仕事をしているのですか?管理栄養士という言葉自体は良く耳にするのですが、いまいち何をやっている職業なのか良く分かっていないのです。

河:残念ですが、それが現実ですね……。管理栄養士の多くは、病院や老人ホームで献立を考えたり、給食会社で働いていたりします。実は、管理栄養士は国家試験を受からないと取得出来ない資格なんです。一方、栄養士という資格は専門学校を卒業すれば取得できますが、その違いも良く知られてはいない。皆さんの食に関わる仕事にも関わらず認知度があまり高いとは言えませんし、活躍できる場がまだまだ少ないのが現状です。

赤:管理栄養士って国家資格なんですね。管理栄養士と栄養士という異なる資格があることすら知りませんでした。すみません。でもなぜそこまで認知度が低いのでしょうか?

河:それは、昔から栄養士・管理栄養士の殆どが女性である、ということが大きな理由だと思います。大学でも栄養学科が整備されているのは殆どが女子校ですし……。欧米に比べ、日本ではまだまだ女性の社会進出が遅れていると感じます。実は私が日本に戻ってきて、様々な分野にチャレンジしようと考えた理由の1つには、管理栄養士という職業がもっと日本社会の多分野で活躍できる様にしたいと思ったからです。様々な分野で管理栄養士が活躍することで、女性だからこそ出来る、素晴らしい仕事があるのだと一般の人に理解してもらえると信じています。
 
赤:やりましょう!アイディア出しやブレストは、44田寮の得意分野ですので(笑)。

 

■44田寮 寮長 編集後記

河村 玲子さん を一言で表すと【女性起業家】である。何を当たり前な……と思うかもしれないが、働く女性の中には男性と同じフィールドで闘っていて、心身共に疲れてしまっている女性は意外と多いのではないだろうか? 彼女はあくまでも“女性だから出来ること”を意識していると言う。会社に属さない働き方を選んだのも、出産などで環境が変わりやすく1つの企業で働き続けにくい女性が多いからこそ、女性ならではの働き方で成功したいからだと言う。「日本の女性はたくましい!」と胸が熱くなった。

 

StartUp44田寮 寮長 赤木優理


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